夜間血圧低下しない人をきりつ名人で測定すると
Non dipper / Riser
夜間血圧下降の少ない(non-dipper)タイプ、逆に夜間血圧が上昇を示す(riser)タイプでは正常の(dipper)タイプと比較して、心血管イベントならびに心血管死亡のリスクが高いことが明らかになっています。
【 ①夜間血圧降下が少ない Non Dipper 測定例】
自律神経バランス障害 交感神経無反応型
交感神経の機能低下・起立時血圧低下がみられます
non-dipperでは通常認められる夜間での交感神経の活動性低下や,副交感神経の活動性上昇の程度が小さい
ことが分かっています。
本症例(①夜間血圧降下が少ない Non-Dipperの症例)は、自律神経バランス障害 交感神経無反応型で、交感神経の機能低下から夜間正常に自律神経が機能していないということが推測できます。
■起立負荷時の瞬時心拍・血圧変動グラフ(きりつ名人にて測定)
本症例では、起立直後に最高血圧が低下しています。
(瞬時心拍グラフ:1000Hzで採取したR-R信号から、1拍ごとに、計算。不整脈は除く。1分間のデータの中での、平均・最大・最小をプロット)
【②夜間血圧が上昇する Riser 測定例】
non-dipperの中でも昼間血圧の平均よりも夜間血圧の平均が上昇しているものをriserと定義することが多いと言われています。
本症例(②夜間血圧が上昇するRiserの測定例)は、末梢自律神経障害であり、①の症例と比較し、自律神経機能障害として重症です。
■起立負荷時の瞬時心拍・血圧変動グラフ(きりつ名人にて測定)
本症例では心拍のゆらぎが小さく、起立時も微増であることが瞬時心拍の変動グラフからも読み取れます。
【健常例】
参考までにDipperである健常な場合のきりつ名人の測定結果例です。
24時間血圧計の使用(ABPM)基準に関するガイドライン(2010年改訂版)
【 ①夜間血圧降下が少ない Non Dipper 測定例】
自律神経バランス障害 交感神経無反応型
交感神経の機能低下・起立時血圧低下がみられます
non-dipperでは通常認められる夜間での交感神経の活動性低下や,副交感神経の活動性上昇の程度が小さい
ことが分かっています。
本症例(①夜間血圧降下が少ない Non-Dipperの症例)は、自律神経バランス障害 交感神経無反応型で、交感神経の機能低下から夜間正常に自律神経が機能していないということが推測できます。
■起立負荷時の瞬時心拍・血圧変動グラフ(きりつ名人にて測定)
本症例では、起立直後に最高血圧が低下しています。
(瞬時心拍グラフ:1000Hzで採取したR-R信号から、1拍ごとに、計算。不整脈は除く。1分間のデータの中での、平均・最大・最小をプロット)
【②夜間血圧が上昇する Riser 測定例】
non-dipperの中でも昼間血圧の平均よりも夜間血圧の平均が上昇しているものをriserと定義することが多いと言われています。
本症例(②夜間血圧が上昇するRiserの測定例)は、末梢自律神経障害であり、①の症例と比較し、自律神経機能障害として重症です。
■起立負荷時の瞬時心拍・血圧変動グラフ(きりつ名人にて測定)
本症例では心拍のゆらぎが小さく、起立時も微増であることが瞬時心拍の変動グラフからも読み取れます。
【健常例】
参考までにDipperである健常な場合のきりつ名人の測定結果例です。
24時間血圧計の使用(ABPM)基準に関するガイドライン(2010年改訂版)